映画バックトゥザフューチャーPARTUよりアオシマ製デロリアンを作る。アオシマからは数年前にすでにPARTT版〜PARTV版までキット化されており、発売直後に全3種 作った経験があるのだが、今回スーパーディテール版として専用エッチングパーツが付属したモデルが再販され、当時かなり未熟で適当に 作ったものをリベンジする意味で挑んでみた。
でも3種作るのはとっても大変なので、タイムマシンとしてのデロリアンとして一番進化形にあたるPARTU版をチョイスした。

余談だが本車の正式名称はDMC-12である。フロントグリルにもあるDMCとはデロリアン・モーター・カンパニーのことであり社名を表す。デロリアン社は デロリアンさんが作った自動車会社で、DMC-12はその1車種の名前に過ぎない。でもこの1台だけ作って倒産してしまったのでデロリアンといえばこの車を指すの が一般的になっている。金さえ出せば今でもオリジナル新車が注文できるようであるが、現在の衝突安全基準や排出ガス規制なんかはクリアできないので 一般道を走行させるのはかなり難しいのではないだろうか。。。庶民には関係ないけどね。

title こいつが新規に付いたエッチングパーツ。よく見ると車体に関係ないホバーボードやPARTTラストとPARTU冒頭でドクがかけていたサングラスのようなものまで パーツ化されている。

title ダッシュボード周りから。ノーマル状態だとこのように配線が一体成型されており、よくわからない計器類やメーター類、タイムサーキットは デカールで再現される。

title 逆側はこうなっている。

title 配線類を全部削り落として極細リード線で再現することにする。使用するのはさかつう製プラグード。それっぽく仕上がればよいので φ0.38mmの基本的な5色を準備。入手困難な場合はさかつうヤフー店など通販サイトで入手できます。

title 配線をプラグコードで作り直し、キット付属のエッチングパーツを使って製作。ダッシュボード上のモールドも全部削って プラ板などで作り直したほうが楽です。

title 逆側。元のモールド配線を参考にほぼ同じように配線した。まあ、あまり神経質にならず雰囲気重視で。

title 車体内装をこんな感じで作り

title 前述のダッシュボードと組み合わせる。センターコンソールの助手席側に配線を追加。写真はないがゴテゴテ感がいまいちだったので のちに運転席側にも配線を追加した。

title 続いてオーバーヘッド部にある謎の計器。左がプラ部品、右がエッチングパーツのベース部。

title ベース部を黒く塗り、専用のカラーエッチングパーツを貼り付けるとこのようになる。エッチングによりカチっとした感じになると同時に 計器類の配置も随分違うことがわかる。最新の考証で設計を変えたのであろう。

title リアまわり。実車でエンジンのあるところ。キットのままだとこんな感じ。配管が一体成型であり、左上方にあるなぞのタンクも 底面と一体で野暮ったい。

title 配管を修正する。非常に屈曲しているのでプラ材ではきついので真鍮線をまげて作ってみた。左がキット、右が改造。真鍮を曲げる ときに傷が入ってしまったがこれはあとで修正する。

title 塗り分けをしてある程度組み上げたところ。左上のタンクも作り直した。

title 一番エッチングパーツの恩恵を受ける、後部排気口(?)。奥がプラキットのままで手前が付属エッチングパーツを組んでいる途中。 シャープで精密感がまるで違う。

title エッチングの箱組はのりしろが全くないのでところどころ見えない部部分にこのようにプラ角棒を入れて補強している。

title なんだかんだでリア周りはこのようになる。

title 一番特徴的なサイドの配線にかかる。これがノーマル状態。

title 配線のモールドを削り落とす。成形色がシルバーなので目立って見えるがこれでちゃんと削り落とされています。一応このあとサフを吹いて 完璧にモールドも傷も消えたのを確認したが、どうせ上から新たな配線で隠されるのでそれほど神経質にならなくともよかった。。。

title 配線はこのように適当に束ねて極細のニクロム線でよじったあとに不要な部分を切除している。

title ドア下の太い部分はメッシュチューブを使用。両端に金属製のパイプをつけ中に配線を5本通している。

title これを車体側面にもとのモールドのように這わす。数か所瞬接で点づけしている。

title リアバンパー下部もほとんど見えないながらも手を抜かずに、モールドを削ってから配線作り直しをしている。

title 完成しました。左斜め前方より。

title 真後ろより。未来社会のバーコード調のナンバープレートもエッチングパーツでいい味を出している

title 固定しようかと思ったが、一応キットの飛行形態変形ギミックは残しておいた。

title ほとんど誰も見ないのに腹回りもきっちり塗り分けたので、労力が報われるよう掲載しておく。



メニューへ戻る