作画ぶれを懸念し、かつ比較的画像資料が濃密に集められる劇場版を参考に仕様を確認していきました。劇場版名探偵コナンでは20作目「純黒の悪夢（ナイトメア）」 22作目「ゼロの執行人」に安室さんが結構出てきます。特に「ゼロの執行人」はRX-7が大活躍するのでこちらを主な資料としました。 まずはフロントバンパーですが実車は大きく前期、後期の２種類あります。右が前期、左が後期です。

	安室さんの車のフロントはこの絵で見られる通り前期ですね。

	続いてリア回りですがテールランプが途中で変わっています。実車で左が前期で右が後期です。

	安室さんの車のリアテールランプ回りはこの絵で見られる通り後期ですね。

	リアスポイラーについて。こちらは実車で３回変わっています。左が前期、右が中期で採用されたリアスポです。

	続いてこちらの左が後期型のリアスポです。右の写真が劇中のＲＸ−７のリアスポですので安室さんは後期型のリアスポを 使っているようです。少なくともここまでの検証でフロントバンパーとリア回りが各々前期、後期の別物を合体したキメラ 仕様であることがわかります。

	劇場版名探偵コナンといえばエンディングのエンドロールの背景が実写なのが恒例。「ゼロの執行人」のエンドロールにもＲＸ−７の実写が首都高らしきところ を疾走する様子が描かれますが、こちらは後期型（恐らく５，６、型目あたり）のＦＤ−３Ｓみたいです（ちょっといじってますね）。

	エンブレムですが先述のように販売チャンネルの関係で、写真左のマツダマークと右のアンフィニマークが付いたものが存在します。

	安室さんの車ははっきりアンフィニマークですね。

	他の細かい点ですが。。。サイドマーカーって言うんでしょうか？前輪とドアとの間にあるウィンカーですが、当然実車にはあるのですが。

	劇中ではありません。引きのショットとかで省略されているだけかと思いきや、少なくとも私の認識する限り全編にわたって１度も作画されている シーンがありません。これも安室カスタマイズなのか。。。いやいや保安基準とかでダメだろう。

	あと、ホイールなんですが劇中ではメッシュ状のホイールですね。（このシーンでもサイドマーカー無いでしょ）

	実物ではこの純正ホイールがそれなんだと思います。センターのマークは劇中ブラックホールのように真黒く塗りつぶされています。 またナット間に小さな点が作画されていますが何なんでしょう？ 黒い丸ですね。

	内装なんですが、実車はほぼ黒一色です。でも劇中ではグレーに作画されています。アニメで内装真っ黒だと背景に溶け込んだりして 見づらいからでしょう。

	メーターは黒バックです。５型以前のもののようです。

	ナンバーは「新宿330　と　73-10」。新宿ナンバーは存在しないので架空のナンバーですね。 73-10は声優をつとめる古谷徹さんの誕生日7/31からで最後の１桁の０は降谷零および警察庁警備局警備企画課(通称「ゼロ」)に所属する 公安警察官というところからか。「と」はとおる（徹　透）の「と」でしょうかね。 あれ？フロントエンブレムがマツダっぽい描画だが・・・ みなかったことにしよう。

	実車はリアにＲＸ−７とか εfini（販売チャンネル変わってからＭＡＺＤＡ）という文字のエンブレムがあるのですが劇中ではアンフィニマークと鍵穴 だけで他はないです。

	先ほどホイールはメッシュタイプと書いたが、大部分のシーンでその様相なのでそう書いた。実際は劇中ぶれまくる。この夕方のシーンでは 見切れているが明らかにメッシュじゃない。純正でいう右の写真のホイールの描写に近い。まあ、時系列が違うので苦しいながらも、この日 たまたま履き替えたという解釈もあろうか。

	しかし、ここではさっきまで首都高と線路（！？）をメッシュホイールで走っていたのに、廃ビルに上がった後はこんなホイールになってる。 ５本なのか、６本なのかよくわからないスポークのバランスもおかしい。このあとビルから大ジャーンプッ！！で見えにくいけどメッシュホイールに 戻ってるし。。。

	そして直後にバラバラになる中で飛び散るホイールは５本の幅広スポークタイプのようだ

	これは実物だとこのタイプの純正ホイールかな。 。

	キットはアオシマの07を使います。ＦＤ−３Ｓの初期型。フロントバンパー内のプロジェクターフォグもついてます。

	型替えで前、後期売り分けようとしたのか、フロントバンパー部が別パーツ化されています。くっつけたら合いがわるく 結構な隙間が空きます。特にリトラクターの前の隙間が大きい。

	塞ぐ手はいろいろあるのですが、薄手のプラ板を使うことにしました。

	側面も結構隙間が空くのでこちらもプラ板で改修。このキットはいろいろクリアパーツがついているのになぜかサイドウィンカー だけはモールドになっていたのでくりぬいて適当なクリアパーツを埋め込んで一体化改修した。

	まあまあ隙間は埋まったかな

	噂のサイドマーカー。もちろんキットにはある。

	劇中仕様に合わせて削り取っちゃいます

	実はこのキットいろいろおかしいです。組み立て説明書には、マフラー先端にマフラーカッターとしてＮｏ20のパーツを つける指示がありますよね？

	でもパーツリストのＮｏ20は明らかに異なるパーツです。20という指示が間違っているだけかな？と思いランナーを 穴のあくほど眺めましたが、これに見合う部品はありません。

	近しい部品はあったので、改造してくっつけておいた。

	シャシーもおかしい。この部分、凹んでいてダボもあるし、明らかに何かパーツが付きそうですよね？ でも何もありません。

	組み立て説明書見ると、何事もなかったようにこの部分は凹んでいません。何なんでしょうね？？？？

	この凹みは完成後に見えないので放置することにしました

	内装を作ります。劇中仕様に合わせて明るめのグレーで塗装。

	メーターも劇中仕様に合わせて黒くした

	ナンバーも劇中に合わせて製作。新宿の文字はＢＪカラープリンターで光沢紙に印刷。あとの文字は以前購入したスタジオ27製の 1/24カーナンバー用デカールの余りを使用してちまちま貼って作る。平面なのでさほど難しくないです。クリアコートして完成。 前、後と２枚製作する

	ボディを整形。結構ゆがみがある。なぜかフロントボンネットのど真ん中に金型が別コアで構成されているらしく 四角いゆがみとパーティングラインがある。ここにどかんと穴をあけてマッドマックスみたいなスーパーチャージャー をぶっこむ派生キットでも発売する予定でもあったのかな。

	ボディが仕上がってきました。

	このキットは前期型なのでリアスポが異なります。同じアオシマから後期のキットも発売されているのでそちらから リアスポを持ってきています。

	窓を塗装しくっつけます。

	リアガーニッシュもスモーク塗装し合体。

	後期のキットからメッシュホイールも転用します。このままじゃさみしいので展示ベース作ることにします。 せっかくクリアパーツ化したフロントサイドのウィンカーですが、途中いろいろあって埋めちゃいました。完成時は キットのデカールを貼っただけにしました。

	百均のフォトフレームにプラ板で道路を作り安室さんのフィギュアを横に佇ませる。

	歩道側にはターボエンジン付きスケボーに乗ったコナン君を配置。オーバースケール？

	こっちから低い目線で見れば遠近法で誤魔化せるかと。。。。（笑）